103rd metaPhorest seminar: 松永亮太(+AKI INOMATA)
Friday, December 20th, 2024, 19:00-20:40 2024年12月20日(木)19:00-20:40
2/20(金)の第103回のmetaPhorestセミナーは、metaPhorestメンバーのINOMATAがホストを務め、コンサヴァターの松永亮太さんををお招きします。 【演題】「現代美術の保存 同じ川に二度入ることはできるか?」 保存修復とは、美術作品を損傷や劣化から守り、時には直しながら後世へと伝えていく営みとして知られている。しかし、あらゆる表現が可能となった現代美術では、何を損傷とし、何を保存するのかを判断することは容易ではない。例えば、一度として同じ形を持たないバイオメディア・アートを保存することは可能か。変化し続ける世界のなかで「作品を保つ」とはどういうことか、事例を挙げながら保存という営みの本質を考えてみる。 103rd metaPhorest seminar by 松永亮太 (+AKI INOMATA) 日時:2024年12月20日(金)19:00-20:30 場所:早稲田大学先端生命医科学研究施設(TWIns)3Fセミナールーム3(新宿区若松町2-2) https://www.waseda.jp/top/access/twins 今回のセミナーは対面のみでの開催です。
松永亮太 Ryota Matsunaga について
1992年、兵庫県生まれ。コンサヴァター、甲南女子大学文学部メディア表現学科講師、甲南学園長谷川三郎記念ギャラリー学芸員。東京藝術大学大学院美術研究科(文化財保存学専攻保存修復油画領域)修士課程修了。油彩画の制作から修復へ転向し、これまで東京藝術大学大学美術館や横尾忠則現代美術館など複数館で保存修復担当を務める。現在は、現代美術のなかでも変化を含む作品や非物質的な作品の保存について、実践と理論の両面から研究している。
AKI INOMATA について
1983年、東京都生まれ。アーティスト。デジタルハリウッド大学大学院特任准教授。 人間以外の生きものや自然との関わりから生まれるもの、あるいはその関係性を提示している。 近年の主な展覧会に、2022-2023年「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館)、2022年「あいち2022」、 2020-2021年「Broken Nature」(MoMA)、2019年「AKI INOMATA: Significant Otherness 生きものと私が出会うとき」(十和田市現代美術館 、青森)、2019年「第22回ミラノ・トリエンナーレ」など。 作品の主な収蔵先に、ニューヨーク近代美術館、南オーストラリア州立美術館、金沢21世紀美術館、北九州市立美術館など。